レジャー

子連れでも楽しめる?天橋立に行ったら『元伊勢籠神社』へお詣りしよう

夏休みに出かけた天橋立。
今回天橋立を選んだ理由は、日本三景の中で唯一、私が言ったことのない場所だったからです。

宮島(広島県)、松島(宮城県)と並び、日本三景として有名な天橋立。

今回は旅を楽しむため、修学旅行に行く前の学生のように下調べを行いました。
調べた甲斐もあり、大変満足する旅となりました🥰

ここは見てきて!!元伊勢籠神社のおすすめポイント
  • 浦島太郎のモデル 倭宿禰命(ヤマトスクネノミコト)の像
  • 重要文化財に指定されている狛犬(太刀傷に注目!!)
  • 元伊勢籠神社と伊勢神宮正殿でしか見ることができない五色の座玉(すえたま)
  • 音色に癒される水琴窟
  • 新月・満月の日にお詣りした人だけが買うことができる御守り

この記事では、これから天橋立に行かれる方がより一層観光を楽しめるよう、私の下調べを盛り込みながら紹介していきたいと思います。

大変歴史の深い場所です。
せっかくならば、神話に想いを馳せながら楽しんできていただきたいと思います。

天橋立の由来とは?日本神話にも出てくる由緒ある場所

天橋立は、古事記に記されているイザナギとイザナミの国生みの神話に関係しています。

高天原の神々に命じられ、イザナギ、イザナミの2柱の神は、地上に新しい国を作ることになりました。(神様は1人、2人ではなく、1柱、2柱と数えるそうです。)

2柱の神は、天の浮橋に立ち、神々から授けられた天の沼矛(アメノヌボコ)で混沌とした海をかき回しました。

しばらくして矛を引き上げると、矛から潮が滴り落ち、それが積もり重なってオノコロ島になりました。

オノコロ島に下りたイザナギ、イザナミは、はじめに淡路島を生んだ後、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島を生み、最後に本州を生みました。

ここで登場した天の浮橋が、天橋立だと言われています。

他にも諸説あるようですが、イザナギ、イザナミと関係が深い事には違いないようです。

景色がきれいな場所としか思っていなかったのに、昔読んだ日本神話に関係していたことを知ると、とても神秘的な場所だと感じるようになりました。

ぜひ、国生み神話を読んでから行くことをオススメします。
観光が100倍楽しくなりますよ!!

まろん

日本神話に興味がある方は神社本庁のHPも読んでみてね

元伊勢籠神社

元伊勢って何?

『元伊勢籠神社』を知ったとき、私の中で生まれた疑問。

まろん

元伊勢ってなに???


早速調べてみたところ、天照大御神(アマテラスオオミカミ)と豊受大神(トヨウケノオオカミ)が伊勢神社に遷られるまでに一時的にでも祀られた場所を指すらしい。

かなりたくさんあって、私の近所でも1ヶ所ありました(全く知らなかった・・・)。

近畿地方周辺に住まれている方!!
あなたの周りにもあるかもしれませんので、一度見てみると楽しいかも。
興味のある方はこちら

まろん

豊受大神は『天の羽衣伝説』のモデルになった神様なんだって

浦島太郎のモデルになった人物

籠神社ってカゴ??
なんだか不思議な名前な気がしませんか?
どうして『籠』なんでしょう。

別名を彦火火出見命とも云われた彦火明命が、竹で編んだ籠船に乗って、海神の宮(これを龍宮とか、常世とも呼びます)に行かれたとの故事により、社名を籠宮と云うと伝えられています。

籠神社HP『このみや名称起源』より


彦火明命は籠神社の主祭神で、天照大御神の孫にあたる神様のようです。
その子孫である海部氏が、古代から現在まで宮司を世襲されています。
すごい歴史だ・・・

話を本題に戻しましょう。

竹で編んだ籠船に乗って、海神の宮(これを龍宮とか、常世とも呼びます)に行かれた

どこか見覚えのある話だと思いませんか?

まろん

浦島太郎だね!!

浦島太郎のモデルになった倭宿禰命(ヤマトスクネノミコト)は、彦火明命から4代目にあたるそうです。
境内には亀に乗った倭宿禰命の像がありました(撮影禁止のため写真なし)。

本当は亀じゃなくて、カゴで行ったのかしら??
そんなことを考えながら、神社の亀に癒されたのでした。

子供たちは、あちこちにいるたくさんの亀に大喜びでしたよ。

神社の見所

狛犬

鎌倉時代に作られた作品で、重要文化財に指定されているそうです。

この狛犬はその昔、作者の魂が籠もり天橋立に暴れ出て通行人を驚かせていた。そこで仇討ちのために当地を訪れていた豪傑岩見重太郎が一夜待ち伏せ、剛刀で狛犬の脚に一太刀浴びせたところ、それ以来社頭に還り魔除けの狛犬として霊験あらたかになったという説話が残されている。

『籠神社HP』より抜粋


狛犬の阿形(口を開けている方)の前脚に鎮霊された時の傷がありました。
こんな狛犬が目の前に現れたらびっくりしちゃいますね。

胴と脚がどっしりしていたら、日本化された狛犬なんだそう。
これからは、その辺も見てみようと思います。

まろん

どれがどっしりか、まだわかんないのよね
これからは注目してみなきゃ・・・

五色の座玉(すえたま)

神社本殿の高欄を覗いてみてください。
青、黄、赤、白、黒の五色の座玉を見ることができます。

これは伊勢神宮正殿と籠神社だけで見ることができる貴重なものだそうです。

五色の色も陰陽五行説の木火土金水と一致しています。
それぞれの色に意味が込められているんでしょうね。

少し見にくいですが、ぜひ見える位置を探してください。

まろん

本殿の横まで回ってみて!
すき間からのぞくと見えるよ〜
私は左右両方から見てきちゃった

水琴窟

神社の境内には水琴窟もありました。
耳を当てると、とっても清らかな澄んだ音が聴こえましたよ。
息子と2人、しっかり癒やされて来ました(主人と娘は来なかった・・・)

『水琴窟』と書かれた看板が出ているだけなので、そんなにみんな気付いていないかも。
私たちが聴いていたのを見た人が何組か並んでいましたが(笑)

お詣りに行かれる方は、ぜひ音色に癒やされて来てくださいね。

籠神社でしか買えないレアな御守り

籠神社には色々な御守りを置いていますが、とってもレアな御守りがあるんです!

新月・満月の日にお詣りした人だけが買うことができる産霊守

新月(朔)満月(望)には、古来より大切にしてきた天地・万物を生成・発展させる霊妙な力(むすひ)の御神威があり、この縁の日に天橋立を南に望む真名井原に鎮まる籠神社・真名井神社を参拝することを「産霊詣り」と言います。

籠神社HPより抜粋

陰陽や新月・満月に興味津々の私にとって、無視できないくらい惹きつけられる御守り。

すぐに旅行の日程と月齢カレンダーを照らし合わせました。
運の良いことに、2日目がなんと満月だったんです!

もちろんお詣りをして頂いてきました。
目には見えない不思議なパワー、きっとあると思うんです。

まろん

このブログもたくさんの人に読んでもらえるようになればいいな

新月は黒、満月は白で対の御守りになっています。
きっといろんな意味が込められてるんだろうなぁ。
想像するだけでワクワクしてしまいます。

まとめ

天橋立にある元伊勢籠神社。
子供さんはたくさんの亀に喜んでくれるかも・・・

由来も御守りも何もかもロマンチックで素敵な神社でした。
神話と現代が入り混じる世界観。
ぜひお詣りをして感じてきてくださいね。

もし新月・満月と重なったら、産霊守もお忘れなく。

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